こんにちは!ウタマスパイスの佐藤です。
もう今か今かとクリスマスの訪れを待ってるような
街の雰囲気を感じずにはいられませんね。
ドイツ人留学生との出会いと「ドイツのクリスマスの香り」
先日マルシェに出ていた際にドイツ人の留学生の女の子が
ノンケミカルインセンスの「ドゥイパ」という香りを嗅いで
「ドイツのクリスマスの香りだ!」と言っていたのです。
クローブ/シトロネラ/シナモンなどが入っているのですが
私はドイツのクリスマスといえばシュトーレン位しか知りませんので調べてみました!
面白いので読んで欲しいですという関西人としては御法度のタイトルなのですが
気になって調べてみたら趣深かったのでみなさまにも共有させてください。
シナモン:ヨーロッパのクリスマスを象徴するスパイス
まず、シナモンは言わずもがな、ヨーロッパのクリスマス文化における代表的なスパイスのようです。特にドイツでは、シナモン風味のレープクーヘンやシュトーレンなどの伝統的なクリスマス菓子が有名で、その甘く温かな香りは聖夜の気分を高めます。
ということでシナモンは冬の寒さと甘い祝祭ムードを結びつける香りとして、クリスマスシーズンの象徴的存在のようです。
クローブ:グリューワインや菓子、そして驚きのデコレーション
そして、クローブはドイツを含むヨーロッパの伝統的なクリスマス菓子やグリューワインのスパイスとしてよく使われるようです。甘くスパイシーな香りが、冬の冷えた空気に温かみを添える要素として愛されているとのこと。
そして驚いたのがオレンジにクローブを挿してクリスマスデコレーションを作り、部屋中を芳香で満たす風習があるようなのです。
Wow!こんな風習があったとは。
これは魔除けとしてドイツのクリスマスに作られるポマンダーという伝統の飾り付けのようです。クローブをオレンジの皮に突き挿すたびにオレンジの良い香りがして大人も子供も楽しみながら作るようなのです。
全体に挿した後シナモンを振りかけてツリーの飾りにするんですって。
20日ほどするとオレンジの良い香りがしてくるらしいですよ!
(画像はエスビー食品さんのnote参照)
シトロネラ:クリスマス香料としての意外な存在
ここで少し興味深いのは「シトロネラ」の存在です。
ドイツの伝統的なクリスマス香料としては、シトロネラは一般的ではありません。
ですが、クリスマス関連で柑橘系香料はオレンジピールやシトロン(レモンや柑橘の砂糖漬け)がよく使われ、シトロネラは主に虫除けなどに使われるレモングラス系の香りとして知られています。
シトロネラのもつ爽やかな香り成分が「クリスマスらしい柑橘感」と結びついたり、本人が慣れ親しんだ香りの記憶と結合して「クリスマスらしさ」を感じた可能性があります。
まとめ:香りが呼び起こすクリスマスの記憶
以上のような背景から、そのドイツの女の子がクローブ/シナモン/シトロネラの入ったお香を「ドイツのクリスマスの香り」と表現したのは、伝統的なクリスマススパイス(クローブ、シナモン)に加え、柑橘やレモン系の香りが何らかの形で彼女のクリスマスの原体験と結びついた結果と考えられます。
そんなこんなでドイツのクリスマスに想いを馳せられるウタマスパイスの「ノンケミカルインセンス ドゥイパ」ぜひお試しになってみてください!
お香 ノンケミカルインセンス ドゥイパ クローブ/シトロネラ/シナモン
お読みいただきありがとうございました!