カナンガとは?イランイランとの違いは?
こんにちは!ウタマスパイスの佐藤です。
カナンガはウタマスパイスらしい、バリ島らしい香りの一つです。
カナンガとイランイランはどちらもアロマオイルや香水に使われる人気の香りですが、植物の種類や香りの特徴、成分に微妙な違いがあります。
今回はそれぞれの違いを見ていきましょう。
1. カナンガとは?
カナンガ(Cananga odorata var. macrophylla)は、主にインドネシアやフィリピンなどの熱帯地域に生息する樹木で、その花から抽出されるエッセンシャルオイルが「カナンガオイル」として知られています。カナンガオイルは、心地よい甘さとスパイシーさを持つ香りで、感情のバランスを整えたり、リラクゼーションに役立つとされています。イランイランに似た香りですが、カナンガのほうが甘さが少し控えめで、土っぽさとスパイシーさが加わった香りが特徴です。
2. イランイランとは?
イランイラン(Cananga odorata var. genuina)は、カナンガと同じく熱帯地域に自生する木で、花から取れる「イランイランオイル」は、甘くて濃厚、エキゾチックで官能的な香りが特徴です。カナンガとイランイランは同じ「Cananga odorata」種の異なる亜種であり、イランイランはより甘く、花の香りが強く感じられます。そのため、香水やリラックス効果を高めるアロマテラピーに多く使われています。
3. カナンガとイランイランの違い
カナンガとイランイランは似ているものの、以下のような点で違いがあります。
- 見た目の特徴:カナンガの葉はイランイランのものと比べ大きな葉になっています。高温多湿の地域では葉っぱからの蒸発による乾燥を懸念する必要性が少なく、葉が大きく進化しています。カナンガの方がエネルギッシュに私が感じるのはより光合成ができるからではないかと考えています。
- 香りの特徴:カナンガは甘さが控えめで、少しスパイシーさと土っぽさが加わった香り。イランイランはより甘く、濃厚でフローラルな香りが特徴的です。
- 抽出部位と方法:どちらも花から抽出されますが、イランイランオイルは通常、段階的な蒸留法を使って異なるグレードに分けられます(例えば、エクストラ、ファースト、セカンドなど)。カナンガオイルは通常、1回の蒸留で得られます。
- 用途の違い:カナンガは、感情のバランスを整えたり、不安感を和らげるために用いられることが多いです。一方、イランイランはリラックス効果や官能的な香りを楽しむために使用されることが多いです。
4. どちらを選ぶべき?
香りの好みや使用シーンに応じて選ぶのが良いでしょう。例えば、濃厚で官能的な香りを求める場合や、リラックスを重視したい場合はイランイランを。少しスパイシーで軽い香りを楽しみたい場合や、感情のバランスを取りたいときにはカナンガが適しています。
カナンガとイランイラン、どちらも素晴らしいエッセンシャルオイルですが、その微妙な違いを理解して使い分けることで、より豊かなアロマ体験を楽しむことができます。
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